こんにちは三茶散歩です。
皆さんこのアイテムをご存知ですか?
【素敵】マタニティマークの“逆バージョン”、作った男性「妊婦さんの安心につながれば」https://t.co/d3LZQptqIG
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 15, 2020
マークを逆に「妊婦さんの力になりますよ」というメッセージを発信するために使う試みが注目を集めている。値段は実費相当分の1個380円と送料120円。 pic.twitter.com/Qn7KTe2NWR
「妊婦さんが安心できる社会に」というビジョンが強烈に心に残るこのアイデア。誰もが感じたように私も初めて観たとき「ステキだ」と感じ「広めたい」と思いました。
マタニティマークといえば、女性が妊娠中であることを周囲に伝えるツールとして定着していますが、このマークを逆に「妊婦さんの力になりますよ」というメッセージを発信するために使う試みが注目を集めています。
記事より
ローカルメディアを運営する三茶散歩としてできることはないか?どんな紹介が良いのか?そんなことを考えながら制作者のtwitterを拝見してるとこんなものを発見しました。
これに田園都市線verがあるといいな。
よく考えてみれば、三茶ユーザーだからと言って「田園都市線用」でなければいけない理由はありません。どれをつけても「妊婦に席を譲ります」は実現します。でもこのツールと出会ったときの衝動が、思考を深めるよりもアクションを起こしたいという気持ちでいっぱいになりました。そこで三茶散歩から制作者の方へ取材依頼と共に、この質問もさせて頂くことにしました。
田園都市線は緑のverが該当!
当然これだけtwitter上でリツイートも多い今、ご連絡をさせて頂くこと自体ご迷惑かもしれないと、送った後非常に恐縮の気持ちでいっぱいでした。ですが後日、非常に好意的な対応をして頂いた文面が届きました。
お問い合わせありがとうございます 。田園都市線の路線カラーは現在販売中の「緑」がほぼ同じですね!ですのでそれを「田園都市線版・席譲りますマーク」とご紹介頂ければとおもいます!(商品説明のほうにも追記しておきました)写真はご自由にお使い下さい!
なんて丁寧な対応!
人柄に溢れています。嬉しくて感動しました!
現在ECサイト上でも「 ※南北線(埼京線・田園都市線)のイメージカラーです」と掲載されております。なお、やはりいま品切れの状態が続いてるようで 【2/14 入荷後発送】 (2020.01.20時点)と表示されています。
これはアイデアのバスではなく、理念のバズ。
#妊婦に席を譲りますマーク
— 妊婦さんに席を譲りますマーク (@sekiwoyuzuru) January 6, 2020
妊婦の妻に優先席を譲ってくれたのは、おばあちゃんでした。
席を譲ってもらう側から声をかけるのは勇気が必要。
席に座っている側が譲るために声をかけるのも勇気が必要。
その勇気をだしやすくする何かがあったらいいな、と思い作りました💡https://t.co/2v9ErRtANK pic.twitter.com/AnKKrRMpQy
今回の取り組みは非常にシンプルです。そのシンプルなアイデアが多くの人にわかりやすさを届け、だれもがこのことをたやすく理解できました。非常に秀逸でカンヌ広告賞をとってもいいのではないかと思うくらい社会的な貢献性を示しています。
ただアイデア以上に大切なことがこの取り組みには示されているように思います。それは強い理念です。制作者の方の制作動機には「勇気」という言葉が使われていました。
「譲られる側の立場から『譲ってください』と声をかけるのは、とてつもない勇気が必要。一方で、座っている側の人も決して『譲りたくない』と思っているわけではなく、実は譲るのにも勇気が必要です」
記事より
勇気のいる行動は、いつも躊躇と紙一重だったりします。この後どうなるか?のイメージが付かないからです。今の時代なにが炎上するかわからない、いいと思ったことでも必ずアンチが存在する。この「妊婦に席を譲りますマーク」の取り組み自体も勇気のいることだったかもしれません。
ですが勇気を超えて行動が生まれる時はいつも「ありたいと願う未来」という強い信念があります。むしろそれしかない。その「こうありたい」と願う未来に向かって前へ進む行動が生まれます。
多くの人がこの問題をあらためて意識することにつながり、良かったと感じています。もちろんこんなマークがなくても席を譲り合えるのがベストだとは思いますが、現実は普通のマタニティマークをつけていても席を譲ってもらえず、大変な思いをしている妊婦さんも少なくありません。この『譲りますマーク』の考え方が広まることで、少しでも妊婦さんたちの安心につながればと願っています」
記事より
これはツールでもなく、アイデアでもない、ありたい社会を作りたかった理念のバズです。強い信念に基づく「ありたいと願うビジョン」が多くの人に価値とした伝わったのだと思います。
東急でんき私はこのアイデアから受けたメッセージは「躊躇を勇気に変えるのは、自分にありたい未来があるかどうか」という突破のしかた。「例がなくてもやりたいことがあるなら、やるといい。」「何かをやる時きっと例がないこともある、でもそれは気にする必要のないことだ」ということです。これは素晴らしい社会を作るために多くの方が今一度、日常の中で意識浸透してほしいと感じたのです。
その思いが今回の情報トレンドを通じて伝わっていけば、もっと多くの次の新しいソーシャルアクションが生まれるかもしれない。このポイントこそバズって欲しいと願って止まないのです。
強い理念は高い価値を作り、多くの人が共感と反応を示す。
#続お年玉
— 妊婦さんに席を譲りますマーク (@sekiwoyuzuru) January 19, 2020
100万円の使い道ですが、この『席譲りますマーク』の普及のために使用させて頂きたいです🙇🏻✨
このマークが普及することにより、妊婦さんをはじめとした「席を必要としている方々」そして「席を譲る側の方々」の双方が今よりちょっと生きやすい世の中にできると考えております!
もし何か一歩踏みだせないことがあるのなら、ありたいと願う強い思いがあるかを自分に問い、その信念があるのなら何にだって挑戦して行動を起こしてほしいというメッセージがここにはあります。
これからの日本が、社会が良くなるにはこうした個人の理念による行動と、そしてそれが企業でも法人でなくても「個人」にでもできるということが伝わることこそ重要だと思いました。
モノの価値は、強い理念によって高まってゆく。今回の取り組みはそうした「今の時代にヒトは何に価値を感じるか」ということが如実に表れた取り組みなのでないかと感じています。ていうか日本ってホントに素敵なヒトであふれている。前澤さん、是非お年玉をお願いします!