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【三軒茶屋】生活工房ギャラリーにて〈すわる〉姿を、30年以上に及ぶリサーチから探る展覧会が開催。12月8日まで。

三茶でくらす
写真=渡し船を待つ(マリ、2011年) 撮影:井上耕一
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 「〈すわる〉を旅する-アジアとアフリカの、あの坐(すわ)り方と低い腰かけ」が現在、三軒茶屋の「生活工房ギャラリー」(世田谷区太子堂4)で開かれています。

三茶女子
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あの坐(すわ)り方?

三茶散歩からのお知らせ
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「すわる」展 アジアとアフリカの「低い腰掛け」30点を体験

記録映像に見る「アジアとアフリカの、あの坐り方と低い腰かけ」

同展では、デザインリサーチャーの井上耕一さんが30年以上にわたり撮影してきたアジアとアフリカの写真約 200 枚と高さ10センチ前後の「低い腰掛け」を約30点展示。記録映像も交え、歴史的・建築的観点からの座具や、移動・定住と腰掛けの関係などを探る。

井上耕一さんはこの姿勢を「あの坐り方」と名付け、各地に出かけてはこのポーズで何かをしている人々の写真を記録し続けました。「あの坐り方」の周辺には、たまに高さ10センチ未満の低い「腰かけ」が登場します。それは椅子と呼べるような家具然としたものではなく、しゃがんだ体勢をより長く維持するための、あくまで補助具としての役割を担っています。井上は近年より可能な限り、その実物の収集も続けてきました。

三茶女子
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「あの坐り方」ってそういうことなんだね。

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腰掛けには自由に座ることができ、ものづくりなどをする様子を映像で見ることができる。

右側の男子は地べたにすわり、真ん中の男子は「あの坐り方」をし、左側の女子は低い腰かけにすわっている。望遠レンズで撮影したもの。こちらに気付くとさっといなくなってしまった。(タイ、1999年) 撮影:井上耕一

本展では、井上耕一による30年以上におよぶ〈すわる〉フィールドリサーチから、アジアとアフリカの膨大な写真200枚と、30点以上の腰かけを展示。記録映像も交え、歴史的・建築的観点からの座具や、移動・定住と腰かけの関係も見つめながら、旅するように〈すわる〉を探ります。

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その他のイベントも開催!詳細情報はこちら。

せたがや文化財団 生活工房の担当者は「高い椅子の生活に慣れてしまった私たちだが、人類がどのように座ってきたのか、身体の観点から世界や歴史を見るきっかけになれば」と来場を呼び掛けています。

「あの坐り方」でティーブレイク

親密さを示すために、1つの瓢箪を半割にした器から2人で酒を飲む(エチオピア、2006年) 撮影:井上耕一

ジアとアフリカのさまざまなお茶を、「あの坐り方」に挑戦しながらその体勢で味わい、語らいます。

  • 日時:11月29日(金)、12月5日(木) 各日14:00~15:30
  • 会場:生活工房4階ワークショップルームA
  • 参加費:100円(お茶代、おかわり自由)
  • 申込:不要、当日直接会場へ

開催時間、場所

都市では失われつつある人類の根源的な〈すわる〉姿を、30年以上に及ぶリサーチから探る展覧会。

井上耕一(いのうえ・こういち)
1971~2003年、専門学校桑沢デザイン研究所にて教職。個展「しゃがむ―あの坐り方と低い腰掛」(2003年)
  • 会期:2019年11月16日(土)~2019年12月08日(日)
  • 時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで) 月曜休み
  • 会場:ワークショップB(4F) / 生活工房ギャラリー(3F)
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この記事を書いたヒト

ビジョンは「いま暮らす場所が楽しければ、人生はもっと豊かになる。」三軒茶屋を生活の拠点にして人生が楽しく豊かに過ごせるきっかけを作ってます。 最近Y!ニュースにも記事提携頂けるようになりました!頑張ってフォロワー1万人目指したいです。応援フォローよろしくお願いします!

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