三軒茶屋のある世田谷区が今、54億円の税収を失っているのをご存知ですか。返礼品目当てで、遠くの地方にふるさと納税するたび、近くの世田谷の税収が減っていくことを知らない人が多いのです。今こそ、今住むまち、世田谷の子育て、高齢化社会、みどりの保全のために、ふるさと納税という、ささやかな地元愛を贈りませんか。まずは、自分が関心のあるテーマから。
このままだと世田谷区は約54億円の税源流出で〇〇ができなくなる!?
ふるさと納税が始まって数年たちますが、これによって生まれた問題が「都心の税収減」でした。世田谷区はこの影響をもろに受けています。
ふるさと納税自体、地方自治体への貢献だから悪いことではないけど、それによって自分の住む町が苦しくってるんじゃ、自分も大変になるってことよね。
そこが一番気が付きにくい問題点で、他県にふるさと納税すると、自分の住む町の減収になる、ということなんですね。
減収の補助を受けれない世田谷区。その理由は?
平成30年度は全国5位の減収でした。
あれ、これだと横浜市が約2倍の減収ってコトが目立つね。
と、思いますよね?でも実は上位3都市は国から地方交付税の補填が受けられおよそ実質の流出額はその4分の1になります。
てことは4位からは補助が受けられないってことなのか。
という、現実では川崎市、世田谷区が影響を受けている都市となっています。
この減税で何の影響が実際起きるの?
これまで出来ていたことが出来なくなる。それは今まで気が付けていなかったことまで。
例えば保育園。
世田谷区は競争率が高いもんね。
そうですね。それから学校の改修工事です。
流出額2位の東京・世田谷区では2017年度に40.8億円の税収が“消滅”した。保坂展人区長は「40億円は学校1〜2校分の建て替えに必要な額。毎年1校ずつ実施してきたが、こうした行政サービスができなくなる」と強い懸念を示す。
東洋経済オンラインより
学校の改修っていつどこで行われてるか気が付かないよね。
そうですね。でもそうしたいつの間にか行われていたことが、いつまでも行われなくなるという可能性がこれからの未来に起きる可能性があります。